原油先物取引はバーチャル取引

原油価格って何

 

ニュースや新聞等で原油価格と呼ばれている文字を目にする事が多いと思います。「1バレルあたり何ドル」と表示されれば分かるかと思いますが、この原油価格は実際に原油を購入する時に提示されるスポット価格の事を指しているのではありません。先物取引で表示される原油価格の事を指しているのです。先物取引とはある意味仮想の取引として取引されていますので、実際に原油そのものをやり取りする事はほとんど無い様です。

 

ニュースで原油価格として伝えられている先物取引の原油価格は、一般的に言ってニューヨーク・マーカンタイル取引所で取り扱っているWTIと呼ばれる先物価格の事になります。先物取引では、実際に現物を取引するだけでなく、仮想的な取引によって投機的な資金も流用されてきますので、実際必要な原油の需要以上の重要が取引される事になりますので価格が大きく変わっていきます。

 

新興国の発展が近年進んでおり、それに伴って原油の需要が高まっていて、原油価格に変動が起きていると言う事実も有ります。しかし、それよりも投機資金によって起こった原油価格の変動の方が上回っていると言う事実も有るのです。この投機資金が大変で、投機資金の対象が現在原油で注目されているので原油価格が高騰しています。原油価格の高騰が収まる為には、投機資金の運用先が原油意外になる様な物が現れないとダメかもしれませんね。原油以上に魅力的だと原油価格も落ち着いてくる事でしょう。